夜空に咲く大輪の花火と、重厚なアーチを描く歴史的な橋――。
北海道の夏を代表する花火大会の中でも、旭川のシンボル「旭橋」との美しい共演が多くの人々を魅了する「道新納涼花火大会」。
2025年の開催が近づき、夏の思い出の計画を立て始めている方も多いのではないでしょうか。
「あの有名な旭橋と一緒に、最高の写真を撮りたい!」
「河川敷は混むって聞くけど、家族で安心して見られる場所はないの?」
「地元の人しか知らないような、とっておきの穴場スポットが知りたいな…」
そんなあなたの期待と疑問に、120%応えるための徹底ガイドがここにあります。
多くの出店で賑わうメイン会場の楽しみ方から、目的別に探せる無料の穴場スポット、そして混雑を避けるためのアクセス情報や交通規制まで。
この記事を読めば、2025年の道新納涼花火大会のすべてが分かります。
さあ、あなただけの特等席を見つけて、旭川が誇る圧巻の光のショーを最高の形で楽しみましょう!
2025年 道新納涼花火大会(旭川市)の開催概要
北海道のほぼ中央、旭川市の夏の夜を代表する風物詩「道新納涼花火大会」。
まずは、2025年の開催に向けて、基本的な情報をしっかりと押さえておきましょう。
- 開催日:2025年7月31日(木)
- 開催時間:19:45~20:35
- 打ち上げ場所:旭川市・石狩川河川敷(旭橋~新橋間)
- 打ち上げ数:約4,000発
- 荒天の場合:8月1日に順延
ポイント:この花火大会は、同じく道新が主催する札幌の「道新・UHB花火大会」とは別の大会です。
「旭川の夏の花火」として、地元市民に長年親しまれています。北海道の短い夏を惜しむかのように、創造性豊かなスターマインなどが次々と夜空を彩ります。
打ち上げ場所とメイン観覧エリア
道新納涼花火大会の魅力を最大限に味わうためには、まず「どこから花火が打ち上がるのか」を知ることが重要です。
観覧場所選びの基本となる、打ち上げ場所とメイン会場を確認しましょう。
メイン会場:石狩川河川敷(旭橋周辺)
花火が打ち上げられるのは、旭川のシンボル「旭橋」と、隣の「新橋」の間の石狩川河川敷です。
そして、その周辺の河川敷一帯がメインの観覧エリアとなります。
【右岸側】リベライン旭川パーク
打ち上げ場所の目の前に広がる「リベライン旭川パーク」側が、最も多くの観客で賑わうメイン会場です。
広大な芝生の公園で、日中からレジャーシートを広げて場所取りをする家族連れなどで溢れます。
多くの出店(屋台)もこのエリアに集中するため、お祭りの雰囲気を存分に楽しみたい方には最適の場所です。
【左岸側】常磐公園側の河川敷
旭橋を挟んで対岸にあたる、常磐公園側の河川敷も人気の観覧スポットです。こちらからも迫力ある花火が楽しめますが、リベライン旭川パーク側に比べると、少し落ち着いて鑑賞できる傾向にあります。
注意点:場所取りと混雑
どちらの岸も、花火を間近で体感できる最高のロケーションですが、その分、大変な混雑は避けられません。
特に良い場所は、当日の早い時間から埋まり始めます。
迫力を求めるなら早めの行動が必須ですが、人混みが苦手な方は、次のセクションでご紹介する「穴場スポット」を検討するのが賢明です。
【目的別】道新納涼花火大会の無料穴場スポット8選
メイン会場の熱気も良いけれど、「もっといい写真が撮りたい」「家族でのんびり見たい」など、人それぞれ花火の楽しみ方があるはず。
ここでは、そんな様々なニーズに応える、おすすめの無料穴場スポットをご紹介します。
【定番&絶景】旭橋と花火のコラボレーションを楽しむスポット
この花火大会の象徴である「旭橋」と花火を一枚の写真に収めたいなら、このエリアがベストです。
ただし、最高のロケーションだけに、大変な混雑を覚悟しましょう。
旭橋の上
ライトアップされた重厚なアーチ橋のすぐ向こうに花火が上がる、まさに特等席中の特等席。
あまりの美しさに、多くのカメラマンが場所取りをします。
当日は歩行者天国になりますが、人の往来が激しく、警察官による声かけで立ち止まっての見物が難しい場合もあります。
新橋
打ち上げ場所のすぐ隣に架かる橋。音と光の迫力をダイレクトに感じたい方にはおすすめです。
こちらも旭橋と同様に大変混雑するため、早めに場所を確保する必要があります。
【ゆったり鑑賞】家族連れ・グループにおすすめのスポット
広々とした空間で、レジャーシートを広げてくつろぎながら鑑賞したい方向けのスポットです。
小さなお子様連れでも安心して楽しめます。
リベライン旭川パーク(中心部を少し外れたエリア)
メイン会場であるリベライン旭川パークですが、非常に広大なため、旭橋や新橋から少し離れるだけで、比較的人の密度が下がります。
公園の遊具やトイレなどの設備も利用しやすく、ファミリーには一番人気のエリアです。
クリスタル橋
メイン会場から少し離れた場所にある、近代的なデザインの橋です。
ここからは花火全体を少し遠目に、しかし落ち着いて鑑賞することができます。
人混みを避けつつ、開けた視界で楽しみたい方におすすめです。
【高台から一望】少し離れて全体を見渡せるスポット
花火単体ではなく、旭川の街並みや夜景と共に楽しみたいという方におすすめなのが、高台にある公園です。
神楽岡公園(かぐらおかこうえん)
市内中心部から少し南にある高台の公園。打ち上げ場所からは距離があるため花火は小さく見えますが、旭川の夜景と花火を同時に楽しめる穴場として知られています。
混雑を避けて静かに鑑賞したい方に最適です。
嵐山公園展望台
こちらも夜景スポットとして有名で、より広大なパノラマビューが楽しめます。
ロマンチックな雰囲気で鑑賞できますが、市内中心部から離れており、車でのアクセスが必須となります。
【地元民向け】意外な穴場スポット
「え、こんなところからも?」という、地元の人ならではの少し変わった鑑賞スポットです。
イオンモール旭川駅前・旭川駅周辺
イオンモール旭川駅前の屋上駐車場や、JR旭川駅に直結するホテルの上層階、駅周辺のビルなどからも花火が見えることがあります。
買い物や食事のついでに、快適な環境で花火を楽しめる可能性があります。
両神橋(りょうかみばし)
クリスタル橋よりもさらに下流にある橋。ここまで来ると観覧客はほとんどおらず、非常に静かです。
遠くで上がる花火の光と音を、BGMのように楽しむという贅沢な時間を過ごせます。
会場へのアクセス・駐車場・交通規制について
花火大会当日の会場周辺は、多くの人で大変混雑し、大規模な交通規制も敷かれます。
快適に花火を楽しむためにも、公共交通機関の利用を強く推奨します。
公共交通機関でのアクセス
最寄り駅:JR旭川駅
会場への最寄り駅は「JR旭川駅」です。
駅からメイン会場となるリベライン旭川パークまでは、平和通買物公園を抜けて、徒歩で約20分~25分ほどの距離です。
また、例年、花火大会に合わせて路線バスの臨時便が運行されることがあります。
当日の運行情報については、旭川電気軌道などバス会社の公式サイトをご確認ください。
車でのアクセスと駐車場
会場周辺には、大会専用の臨時駐車場は一切用意されません。
市内のコインパーキングなども早い時間から満車になることが予想されます。
さらに、後述する交通規制のため、会場近くまで車で乗り入れることは非常に困難です。
車で向かう場合は、郊外の大型商業施設などに駐車し、そこから路線バスなどを利用して中心部へ向かう「パークアンドライド」を検討するのが賢明です。
交通規制情報
花火大会当日の夕方18時頃から、旭橋や新橋を含む会場周辺の広範囲で車両通行止めなどの交通規制が実施されます。
この規制により、周辺道路は大変な渋滞が発生します。
規制されるエリアや時間の詳細は、開催日が近づくと旭川市や北海道警察の公式サイトで「交通規制図」として発表されます。
車で市内へ向かう予定の方は、お出かけ前に必ず最新の公式情報を確認してください。
まとめ
今回は、2025年の「道新納涼花火大会」について、開催概要からメイン会場、そして地元民も利用する穴場スポットまで詳しく解説しました。
北海道の歴史的建造物である「旭橋」と花火の美しいコラボレーションは、この大会でしか見ることのできない特別な光景です。
大勢の観客と一体になってお祭りの熱気を楽しむのも、少し離れた場所から静かに夜空を眺めるのも、どちらも素晴らしい夏の思い出になるでしょう。
この記事で紹介した情報を参考に、あなたにぴったりの鑑賞プランを立ててみてください。
当日のアクセス方法や交通規制をしっかり確認し、準備万端で旭川の夏の夜を彩る光のショーを心ゆくまで満喫してくださいね。