足利花火大会

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【2025】足利花火大会の穴場スポット情報を解説

2025-06-03

【2025年】足利花火大会の基本情報|100年以上の歴史を誇る夏の祭典

100年以上の長い歴史を持ち、栃木県足利市の夏の夜空を鮮やかに染め上げる「足利花火大会」。その打ち上げ数は関東最大級を誇り、毎年多くの観客を魅了する北関東を代表する花火大会です。森高千里さんの名曲『渡良瀬橋』でも知られる渡良瀬川を舞台に、光と音の壮大なショーが繰り広げられます。

まずは、穴場スポットを探す前に、この伝統ある花火大会の基本情報と、絶対に見逃せない特徴や見どころから確認していきましょう。

開催日時・場所・打ち上げ数

足利花火大会は、毎年8月の第一土曜日に開催されるのが伝統となっています。2025年の開催概要(予定)は以下の通りです。お出かけ前には、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

項目 内容(予定)
大会名称 第109回足利花火大会
開催日時 2025年8月2日(土) 19:15~20:45頃
開催場所 渡良瀬川河川敷(渡良瀬橋下流)
打ち上げ数 約20,000発
公式サイト 第109回 足利花火大会

関東最大級!大会の特長と見どころ

足利花火大会が多くの人々を惹きつける理由は、その圧倒的なスケールと多彩なプログラムにあります。

  • 20,000発の迫力:関東でも屈指の打ち上げ数を誇り、約1時間半の間、途切れることなく夜空が光と音で満たされます。
  • 大ナイアガラ:大会の代名詞とも言えるのが、渡良瀬川を横断する壮大な「仕掛花火大ナイアガラ」。川面に火花が流れ落ちる光景は、幻想的で息をのむ美しさです。
  • ワイドスターマイン:フィナーレを飾る、迫力満点のワイドスターマインも見どころの一つ。視界いっぱいに広がる光のシャワーが、観客の感動を最高潮へと導きます。

会場周辺の混雑・渋滞状況について

関東有数の人気花火大会のため、当日は栃木県内のみならず、近県の群馬や埼玉からも例年40万人以上の観客が訪れ、足利市内は大変な混雑に見舞われます。

メイン会場となる渡良瀬川の河川敷はもちろん、周辺の道路は夕方から激しい渋滞が発生します。また、JR・東武の両駅や、臨時駐車場から会場へ向かう道も、多くの人で埋め尽くされます。花火終了後も、駅や駐車場は帰宅する人々で大混雑します。

この大混雑を避け、快適に花火を楽しむためにも、事前の計画とこの記事で紹介する穴場スポットの知識が非常に重要になります。

【目的別】足利花火大会のおすすめ穴場スポット8選

有料観覧席のチケットがなくても、2万発の迫力ある花火を楽しめるスポットは足利市内に数多く存在します。「迫力重視」「絶景を独り占め」「家族でのんびり」など、あなたの目的に合わせて最高の観覧場所を見つけてみましょう。

※近年はSNSなどの影響で「穴場」とされる場所も大変混雑します。マナーを守り、譲り合って楽しみましょう。

【定番】渡良瀬川の河川敷エリア

花火の音と光を全身で感じたい方におすすめの、王道の無料観覧スポットです。

1. 会場上流・下流の河川敷

有料観覧席が設置される渡良瀬運動公園周辺から、上流・下流に広がる河川敷です。中心から離れるほど混雑は緩和されますが、それでも見やすい場所は昼過ぎには場所取りが始まります。花火との距離が近く、迫力を存分に味わえるのが魅力です。

  • メリット: 花火が大きく見え、音の迫力をダイレクトに感じられる
  • デメリット: 大変混雑するため、早めの場所取りが必須

2. 打ち上げ会場の対岸エリア

渡良瀬川を挟んで、打ち上げ会場の真向かいにあたる西側のエリアです。花火の全体像を正面から見ることができるため、写真撮影にも適しています。こちらも人気の観覧エリアで、良い場所は早くから埋まります。

  • メリット: 正面からの美しい眺望、写真撮影に向いている
  • デメリット: こちらも混雑する、市街地側よりアクセスがやや不便

【絶景】高台から見下ろす穴場スポット

足利の夜景と共に、花火をパノラマビューで楽しみたい方におすすめです。

3. 足利織姫神社

「恋人の聖地」としても知られる、小高い丘の上の神社です。境内からは足利の街並みと、その向こうに上がる花火を一望できます。ロマンチックな雰囲気で、デートにもぴったり。ただし、夜景スポットとしても有名なため、大変な混雑を覚悟しましょう。

  • メリット: 夜景と花火のコラボレーションが絶景、ロマンチックな雰囲気
  • デメリット: 大混雑必至、駐車場はすぐに満車になり、長い階段を上る必要あり

4. 両崖山(りょうがいさん)周辺

織姫神社のさらに奥にある、足利城跡が残る山です。ハイキングコースの途中にある見晴らしの良い場所からは、より高い位置から花火を見下ろせます。ただし、道中は暗く、山道に慣れた方向けの上級者スポットです。

  • メリット: 遮るものがない最高の眺望、人が少なく静か
  • デメリット: アクセスが大変、街灯がなく真っ暗なため懐中電灯などが必須

【ファミリー向け】利便性の高い穴場スポット

トイレや駐車場の心配を減らしたい、小さなお子様連れのファミリーに特におすすめです。

5. アピタ足利店

会場から少し北に位置する大型商業施設です。屋上駐車場などから花火を見ることができます。トイレや食料調達に困らず、暑い日中は店内で過ごせるため、非常に利便性が高いです。
※注意:あくまで商業施設です。観覧の際は、買い物客として節度ある行動を心がけ、店舗の迷惑にならないよう最大限配慮してください。

  • メリット: 駐車場・トイレ・食事に困らない、利便性が抜群
  • デメリット: 花火が少し遠くなる、駐車場は大変混雑する

6. アシコタウンあしかが

JR足利駅の南側にある大型ショッピングモールです。こちらも駐車場から花火が見えます。アピタと同様に、利便性の高さが魅力です。

  • メリット: 駐車場やトイレの心配が少ない
  • デメリット: 場所によっては見えにくい、こちらも駐車場は混雑する

【少し離れて】ゆったり観覧できる穴場スポット

「迫力よりも、落ち着いた環境で見たい」という方におすすめのスポットです。

7. 足利フラワーパーク周辺

足利を代表する観光地ですが、打ち上げ会場からは数キロ離れています。そのため、花火は遠く小さく見えますが、混雑はほぼありません。フラワーパークのイルミネーションなど、他の目的と合わせて雰囲気を楽しむのに良いでしょう。

  • メリット: 混雑とは無縁、駐車場の心配が少ない
  • デメリット: 花火が非常に遠い、音はほとんど聞こえない

8. 会場から離れた橋の周辺(福寿大橋など)

交通規制のかかる渡良瀬橋や田中橋から、さらに上流・下流にある橋の周辺です。花火は遠くなりますが、川沿いの視界が開けた場所であれば、人混みを避けてのんびりと鑑賞することができます。

  • メリット: 人が少なく、自分たちのペースで楽しめる
  • デメリット: 花火が遠い、アクセスに車が便利な場所が多い

会場へのアクセス方法と駐車場情報|JR・東武線の活用が鍵

関東最大級の打ち上げ数を誇る足利花火大会には、毎年数十万人の観客が訪れます。そのため、会場周辺のアクセスと駐車場は、事前にしっかりと計画を立てることが最も重要です。ここでは、主な交通手段と注意点を解説します。

【推奨】電車でのアクセス(JR足利駅・東武 足利市駅)

交通規制や駐車場の心配を避けるためには、やはり公共交通機関、特に電車の利用が最もおすすめです。足利市にはJRと東武鉄道の2つの駅があり、それぞれ会場へのアクセスが可能です。

  • 東武伊勢崎線「足利市駅」利用の場合:
    会場(渡良瀬川河川敷)へは、南口から徒歩約10~15分と最も近くて便利です。東京方面から東武線を利用する方にはこちらがおすすめです。
  • JR両毛線「足利駅」利用の場合:
    会場までは、北口から徒歩約15~20分です。高崎方面や小山方面からJR線を利用する方にはこちらが便利です。

<注意点>

  • 例年、両駅とも花火終了後は帰宅する人々で大変な混雑となり、駅構内への入場規制が行われる場合もあります。
  • ICカード(Suica/PASMOなど)には十分な金額をチャージしておくか、あらかじめ往復の乗車券を購入しておきましょう。
  • 例年、JR足利駅からは有料シャトルバスが運行されることもあります。詳細は公式サイトでご確認ください。

【要計画】車でのアクセスと臨時駐車場

車での来場は、大規模な交通規制と深刻な渋滞が予想されるため、相当な覚悟と時間的余裕が必要です。

大会当日は、市内の学校のグラウンドや企業の敷地などが「臨時駐車場」として開放されます(無料・有料あり)。これらの駐車場の場所を記した公式の駐車場マップが、開催日の数週間前に公式サイトで発表されます。

注意点:

  • 必ず公式駐車場マップを確認:毎年利用できる駐車場は変動します。必ず最新情報を確認し、目標の駐車場を決めてから出発しましょう。
  • 早朝からの到着が必須:会場に近い便利な駐車場や無料の駐車場は、午前中には満車になることも珍しくありません。昼過ぎの到着では、駐車場探しでさまよう可能性が高いです。
  • 出庫時の大渋滞:花火終了後は、一斉に出庫する車で市内各所で深刻な渋滞が発生します。駐車場から出るだけで1~2時間以上かかることも覚悟しておきましょう。

当日の交通規制について

観客の安全確保と円滑な大会運営のため、花火大会当日は会場周辺で大規模な交通規制が実施されます。

例年、午後(16時~17時頃)から22時頃まで、渡良瀬橋や田中橋などの主要な橋や、会場周辺の道路が車両通行止めとなります。この時間帯は、許可車両以外は会場エリアに進入することができません。

車で来場される方は、必ず事前に大会公式サイトで発表される「交通規制図」を詳細に確認し、現場の警察官や警備員の指示に従ってください。

花火観覧を成功させるための持ち物リストと注意点

会場へのアクセス方法が決まったら、次は当日の装備を万全に整えましょう。足利花火大会は、場所取りから花火が終わり帰路につくまで、長時間を河川敷で過ごすことになります。夏の暑さ対策と、夜の快適さを保つための準備をしっかり行いましょう。

【必需品】これだけは用意したい基本の持ち物

夏の夜の河川敷で快適に、そして安全に過ごすための必須アイテムです。

  • レジャーシート:河川敷に座るための基本。人数に合ったサイズを用意しましょう。
  • 飲み物:熱中症対策として最も重要です。8月上旬の暑さの中、長時間外にいるため、スポーツドリンクやお茶など、多めに持参しましょう。会場周辺の自販機は売り切れ必至です。
  • 軽食・おつまみ:会場には多くの屋台が出ますが、どこも混雑します。すぐに食べられるものを持参すると便利です。
  • ゴミ袋:「ゴミは必ず持ち帰る」これが花火大会を楽しむ上での鉄則です。自分たちが出したゴミをまとめるために、必ず持参してください。
  • モバイルバッテリー:写真撮影や友人との連絡、情報検索などでスマートフォンの充電は驚くほど早く減ります。必須アイテムと言えるでしょう。
  • ウェットティッシュ・タオル:食事の際に手を拭いたり、汗を拭いたりするのに役立ちます。
  • 虫よけスプレー:夏の河川敷には蚊などの虫が多くいます。快適に過ごすためにも、虫対策は忘れずに。
  • 懐中電灯・ヘッドライト:花火終了後の河川敷は、足元が非常に暗くなります。安全に移動するため、また忘れ物がないか確認するためにも、一人一つライトを持つことをおすすめします。
  • うちわ・扇子:夏の夜の蒸し暑さをしのぐのに役立ちます。

【便利品】あると快適度がアップするアイテム

必須ではありませんが、持っていくと観覧の快適さが格段に向上するアイテムです。

  • 折りたたみ椅子:レジャーシートに直接座るよりも、格段に体が楽になります。
  • クーラーボックス:飲み物を冷たいままキープでき、熱中症対策にも効果的です。
  • 雨具(レインコートやポンチョ):夏の天気は変わりやすく、ゲリラ豪雨の可能性も。傘は周りの人の視界を遮ったり、ぶつかったりするため、両手が空くレインコートが最適です。
  • 携帯座布団:地面の硬さや湿気からお尻を守り、長時間の観覧を快適にしてくれます。
  • 日焼け止め・帽子:場所取りのために日中の早い時間から現地入りする場合、日差し対策も忘れずに行いましょう。

場所取りのマナーとトイレ事情

多くの人が集まるからこそ、お互いが気持ちよく過ごすための配慮と事前の情報収集が大切です。

  • 場所取りのマナー:無料観覧エリアの良い場所は、当日の午前中から場所取りが始まります。しかし、人数に対して不必要に広いスペースを確保する「過度な場所取り」はマナー違反です。後から来る人のことも考え、常識の範囲内のスペースにしましょう。長時間無人で放置されたシートは撤去される可能性もあります。
  • トイレ事情:会場には多数の仮設トイレが設置されますが、どこも長蛇の列ができます。特に打ち上げが近づく時間帯や、花火の合間は30分以上待つことも珍しくありません。「行きたくなる前に、空いているタイミングを見つけて済ませておく」のが唯一の対策です。

足利花火大会に関するよくある質問

最後に、100年以上の歴史を持つ足利花火大会について、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。出発前の最終確認として、ぜひお役立てください。

有料席と無料の穴場、どちらが良い?

どちらにもメリットとデメリットがあるため、何を優先するかで最適な選択は異なります。

  • 有料席がおすすめな人
    「場所取りの苦労なく、確実に良い場所で花火を鑑賞したい」「迫力ある花火を間近で、最高の音響と共に楽しみたい」という方には、有料観覧席が断然おすすめです。特に、小さなお子様連れや、遠方から初めて訪れる方にとっては、場所が確保されている安心感は何物にも代えがたいでしょう。
  • 無料の穴場スポットがおすすめな人
    費用を抑えたい方、お祭りの賑わいや自由な雰囲気を楽しみたい方、または「自分だけのベストスポットを探す」という探求心旺盛な方には、穴場スポットが向いています。ただし、人気の無料スポットは大変混雑するため、早めの行動と周到な準備が不可欠です。

雨天の場合は中止?順延は?

小雨の場合は決行されます。

ただし、大雨や強風、雷などの荒天により、安全な打ち上げが困難と判断された場合は、翌日の2025年8月3日(日)に順延となります。翌3日も荒天の場合は、その年の大会は中止となります(再順延はありません)。

当日の開催に関する最終決定は、大会公式サイトや、公式SNS、地元のラジオ放送などで告知されます。天候が不安定な場合は、必ず公式情報を確認してから会場へ向かうようにしてください。

ドローンでの撮影は可能?

いいえ、会場およびその周辺でのドローン(無人航空機)の飛行は、固く禁止されています。

数十万人の観客が集まる場所でのドローン飛行は、落下した場合に大事故につながる大変危険な行為です。安全な大会運営のため、ルールは必ず守ってください。

まとめ:しっかり準備して、伝統の足利花火を心ゆくまで楽しもう

100年以上の歴史を紡ぎ、関東最大級のスケールで足利の夏の夜空を焦がす「足利花火大会」。その壮大な光景は、一度見たら忘れられないほどの感動を与えてくれます。

しかし、その感動を存分に味わうためには、やはり「事前の準備と計画」が不可欠です。この記事でご紹介した穴場スポットの情報、JRと東武線を活用したアクセス方法、そして夏の河川敷で快適に過ごすための持ち物リストなどを参考に、あなたにぴったりの観覧プランを練ってみてください。

しっかりとした準備があれば、当日の混雑や暑さによるストレスも軽減され、心に余裕を持って、2万発の花火が織りなす圧巻のショーに集中できるはずです。

2025年の夏、伝統と迫力に満ちた足利花火大会を、最高の思い出として心に刻んでください。

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